医療の現場において、感染症の予防はとても大切なことです。医療機関では、患者やスタッフを感染症から守るための対策として医療環境管理士の資格を持つ看護師を求める場合もあります。医療環境管理士とは、感染症に対する専門的な知識を持って指導にあたる感染対策のスペシャリストのことです。今後は、ますます求められる資格のため挑戦する看護師は増える傾向にあります。
医療環境というのは、常に安全で衛生的な環境が求められます。そこで、インフラ構築や管理といったシステム作りを担ったり幅広い職種の人に指導する役割を担うのが医療環境管理士です。感染症は、予防が一番重要ですが一人の力ではどうにもなりません。正しい知識と情報を伝えてきちんとした対策を周囲に働きかけなければ意味がないのです。感染症を拡大させないためにも、共通の危機意識を持つようにして改善策を提案していくことが求められます。
医療環境管理士の資格を取得するには、受験をする必要がありますが特別な条件はありません。年齢や性別など制限がないので、筆記試験に合格したのちセミナー受講をすれば資格が取得できます。筆記試験の問題は、感染の基礎知識や医療安全といった内容のため公式のテキストをよく読んで学習するのが良いでしょう。合格率は約半分のため、難易度はそこまで難しくありません。この試験で学んだ知識は、看護師の仕事でも十分に活用ができるのでキャリアアップにも向いている資格になります。また、感染症のスペシャリストを目指したいと感じたらこちら（感染症と戦う看護師）に目を通しておくと今後役に立つでしょう。